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1.賢くお得にリフォーム
- 「リフォームをしたいけれど、今後も何かとお金がかかるし費用が心配…」リフォームでは、国や自治体による補助制度や減税制度などを使えることも!支援制度をうまく活用して、費用を抑えた「賢いリフォーム」をしましょう。
50代以降のリフォームでは、高齢期の生活に配慮した、安心・安全な住まいにしておくことが大切。
年齢を重ねても暮らしやすい家にしておくと、思わぬ病気やケガを防いでくれます。
つまずきの原因となる、小さな段差をなくしてフラットに……
ヒートショックの原因となる、寒い浴室やトイレを暖かく……
火災や地震に強い家に……
高齢者が住みやすい家は、子どもから大人まですべての人にとって優しい家でもあるのです。
高齢になるとちょっとしたつまずきや転倒が、大きなケガにつながってしまうことも。
大きな段差をなくすことも大切ですが、特に気を付けたいのは見えにくい小さな段差です。フローリングと畳の境目、敷居などは目に付きにくいので、フラット化しましょう。
ドアは開き戸ではなく引き戸にしておくと、車椅子・歩行器での動作も楽になります。上吊りタイプの引き戸だと、レールによる床の小さな段差ができません。
年齢を重ねて足腰が弱ると、階段の上り下りやトイレまでの移動などが負担に。
1階に居住空間を集約、エレベーターを設置するなどの対策をしましょう。
LDKや寝室からトイレなどへ行きやすいよう、動線を短くすることも重要。
将来、介護が始まっても、ベッドからトイレや浴室までの移動距離が短いと安心です。
長い間自立して生活するためには、日常生活や家事の動作が楽な住まいにしておくことが大切です。
最近では、衰えた体力を手助けしてくれる、便利な機能の付いた設備も増えています。
自動洗浄機能付きで汚れにくいバスタブやトイレ、ゴミを自然に排水口に流してくれるシンク、消し忘れ防止機能付きのコンロなど。
難しい操作も不要で、家事や生活を助けてくれるので、ぜひ取り入れましょう。
ヒートショックとは、急激な温度差で血圧が大きく変動し体に悪影響をもたらすこと。
心筋梗塞や脳卒中などにつながることもあり、大変危険です。
ヒートショックが原因と推測される入浴中の死亡者は、交通事故死者数よりも多くなっています。
特に高齢になると体への負担が大きいため、気を付けなければいけません。
出典:地方独立行政法人東京都長寿医療センター「冬場の住居内の温度管理と健康について」
ヒートショックの入浴中急死数は、2011年の1年間での推計調査。交通事故による死亡者数は2011年警察庁交通局発表資料から作成。
特に冬場のお風呂は、「暖かい部屋→寒い脱衣所で服を脱ぐ」、「寒い浴室→暖かい湯船に」と、とても温度差が激しい場所です。
浴室の床が冷たいタイルだと、足元からどんどん熱が奪われていきます。
体温が下がった状態で約40℃のお湯の中に入るのは、非常に危険です。
特に高血圧や心疾患などの持病があると、ヒートショックの影響を受けやすくなります。
意外なことに、東北などの寒い地域より、温暖な気候の土地ほどヒートショックによる死亡率が高いというデータがあります。
なぜかというと、寒い地域では断熱性の高い家が多く、暖かい地域では断熱対策が不十分な家が多いからです。
ヒートショック対策に最も有効なのは、家の中の温度差を小さくすること。
浴室・トイレ・廊下は、リビングなどの部屋に比べると寒くなりがちなので、対策が必要です。
住まいの断熱性や気密性を高めることは、冬場の快適性だけでなく、夏の熱中症を防ぐことにもつながります。
「木は燃えるもの」というイメージから、木造住宅では火災について心配されがち。
しかし、木材は空気をたっぷり含んでおり、鉄に比べて熱を伝えにくい性質があります。
鉄はそれ自体は燃えませんが、火事の熱で急に強度が落ち、構造がぐにゃりと曲がってしまうことも。
それに対し木材は表面からゆっくり燃えていくため、急激に強度が落ちることはないのです。
木造住宅の火災への強さは、防火性能によっても大きく変わります。
低層の住宅が建ち並ぶ市街地は「準防火地域」に指定され、屋根の不燃化と敷地境界に近い外壁の防火構造が求められます。
広島市内中心部はほぼ防火地域または準防火地域に指定されているため、外部火災からの延焼を防ぐ必要があります。
高齢になると、ひとり暮らしや足の不自由な方も増えてくるため、火災に備えた住まいづくりの必要性がいっそう高まります。
古い家では防火対策が不十分なこともあるため、今一度、火事への備えを見直しましょう。
リフォームでは、柱・屋根・壁などの部分を不燃性の材料に変える、窓に防火サッシを用いるなどの対策ができます。
リフォームでは、耐震補強で地震の揺れに強い建物にしておくことも大切。
山根木材では、リフォーム前に無料建物診断を行い、構造の強さや補強が必要な部分を明らかに。
山根木材では、柱や壁など構造上主要な部分に耐震補強を施したり、揺れを吸収する制震ダンパーなどの技術を使って、安心・安全な家づくりをしています。
阪神淡路大震災では、通電火災による被害を受けた方が多くいらっしゃいました。
通電火災とは、地震によって停電が復旧した際、電源が入ったままのヒーターなどに再度通電することで起こる火災。
地震で避難する前にブレーカーを落とすことで通電火災を防げますが、実際に地震にあうと冷静にブレーカーを落としてから避難するのは非常に難しいこと。
そこで山根木材では、地震時にブレーカーが自動で落ちる「感震ブレーカー」を標準採用しています。