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古民家とは

古民家とは

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古民家という言葉が良く使われますが、
どのような建物のことを古民家と呼ぶのでしょう。

そういった質問を住まい手の方からいただくことがあります。

法律などでは明確に決まっていませんが
1つは昭和25年より前の建物というのが目安になります。

昭和25年というのは建築基準法ができた年ですから
その前の建物が古民家ということになります。

古民家でも広島地域においては大きく分けて2つのタイプがあります。

農家型と町家型です。

農家型は正方形に近い形状をしています。
一方、町家型は長細く、いわゆるウナギの寝床というのが一般的です。

どちらも向かって右側に土間があり多くの方が作業できるスペースを設け、
来客を迎える続きの和室が手前にあるのが特徴です。

家の役目は今と違い地域のコミュニティーを促進させるためのものだったと推測されます。
ところが核家族化が進み、社会のあり方が変わってきました。
古民家にもプライバシーが求められるようになってきました。

余談ですが
古民家カフェや古民家宿などは昔の地域のコミュニティーセンター的な役目を
踏襲しているように感じます。
住宅ではなく公共的な用途で使われていくことも増えていってほしいです。

住宅の話に戻ります。
元来、古民家はコミュニティー施設だったわけで、
住まい手だけではなく、親類や地域の人々も使うものでした。
プライバシーはなかったといっても過言ではありません。

そういった意味では、古民家リフォームとは
コミュニティー施設から住宅への用途変更
と考えた方が良いかもしれません。

用途を変更するので間取りなどの変更が必要になります。

その際、耐震補強をして更に長く持たせるようにしたいと要望が多くあります。

古民家と現代の木造(在来軸組工法)は構造が似ていますが
違うものと考えた方が良いかもしれません。

構造計算をするときには、
在来軸組工法の計算方式で検討することは可能ですが
本当は伝統工法の計算方式ですることが良いのかなと感じます。

関西では神社仏閣が多いため、そういった建物に対応する計算方法があります。

伝統工法では大空間が多く壁が少ないのが特徴の1つですが、
隠れたところに壁と同じ様に建物を揺れから守るしかけが用意されています。

そういったしかけを評価してあげることで、
伝統工法ならではの空間が守られています。

しかし、この計算方法(限界耐力計算)を使える人は
一級建築士の資格を保有している人など
高度な知識を持っている人に限られ、相談する所は限定されます。

山根木材では、この計算方法が使えるスタッフが在籍していますので
古民家のリフォームをご検討中の方は一度ご相談ください。

設計 村田