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無垢のテーブル再生DIY

無垢のテーブル再生DIY

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山根木材リモデリングのブログをご覧いただきありがとうございます。

友だちが久しぶりに連絡してきました。 

『無垢のテーブルがあるのだけど。
 表面が硬くて塗装も削れて汚くなっているし、
 板自体が反りかえっていて、傷だらけ。
 割れている部分もあって、重たくて2人でも持ち上がらない重さ
 厚さ7㎝の巾と長さ80㎝×140㎝の大きな天板、材種は紫檀(シタン)じゃないかな?
 思い出のある天板なので座卓に再生できないか?
 コタツの天板としても使いたいので天板に足を直接つけないでほしい』
という依頼でした。

この幅の超仕上げの機械をもっているところに頼むか、
大工さんに2日がかりで削ってもらうかにしても、
古いウレタン塗装がしみ込んでいるので
それも削り落とさないと塗装がきれいになりません。

さらに2センチ反っているのをまっすぐになるまで削るのにも、
硬い材料なので時間もかかり厚さも半分くらいになるし、金額もかかりますよと
返信しました。

お金をかけられないので失敗してもいいから私のDIY(素人がプロに頼まず自分でやる)という話の流れになりました。
硬い材料をグラインダーで削って不規則なスプーンカットの
けずり跡が出ているような仕上げでよいならと引き受けました。

それではDIY楽しみましょう

写真を送ってもらうと、紫檀というよりブビンガという
以前使ったことのあるアフリカ産の豆科の材料だったか、その材種のようでした。
とにかく硬くて重たい材料です。

材料を取りにいってみてみると、割れがきになりました。

これは開き止めにチギリを入れることにして、
まずは硬木でチギリをつくります(実は硬い木で小さなチギリを作るのが大変)。
チギリ位置を見た目によい位置に決め埋めていきます。

チギリを入れたあとは天板の2cmの反りを全部削ってしまうと板厚がなくなってしまい、
さらに薄くするともっと反りやすくなると思い、
天板の端のみ、目視で反りが分かりにくい程度にけずって
反りを直していきました(中央部分はやや片側へ反りが残ったまま)。

材料が硬くて電気カンナが悲鳴を上げます。
木工用のペーパーがついたグラインダーでカンナ跡を無くしたあとペーパーがけします。
(手カンナをかけてみましたが、硬くてうまくいきません。)

クリアの自然塗料をぬると濡れ色の木の木地の色になります(ブビンガは赤茶色)。
割れの部分を樹脂で埋めて再塗装すれば チギリの入りかたがいい感じになっています。

次にコタツのやぐらの造作です。

古い材料を製材、超仕上げをかけて材料取り。
ホゾとホゾ穴を作っていきます。

やぐらの組立です。

微妙に天板がそっているため、ぐらつかないようにやぐらの4つ角に調整部品を取付け。
座卓にしている時に天板が重たすぎて座卓の移動がむずかしいので
やぐら足裏にフェルトを貼りフロアの上で滑らせられるようにします。

やぐらの塗装(古く見せるため、少しダメージ処理)
やぐらにコタツのヒーター部品の取付け(古いコタツの取替用ヒーターが売っています)。
ヒーター裏には耐熱板を取付けます。

仕上がりです(裏も加工仕上げをしましたので、チギリの入った面と入ってない面のリバーシブルになっています)。

面白い作業で楽しめましたが、一人作業なので重たいのだけは大変でした。

家のガレージで仕事休みの日に作業するのですが、天板が重いので簡単に動かせず
ガレージに車が入れられないので、友達の家にすぐ納品しましたが、
塗装が完全に乾ききってなかったかもしれませんね。

施工 山本