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夏も結露にご用心

夏も結露にご用心

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山根木材リモデリングのブログをご覧いただき
ありがとうございます。

今回は結露についてのお話です。

結露というと、冬にマドや北側の壁、押し入れの奥で発生し
夏はあまり気にしなくても良い感じがしますが
実は夏も結露について考えておく必要があります。

なぜかというと
6月から8月にかけては湿度が大変高い状況が続き、
換気が十分とれない場合は
壁や床の湿度が上昇しカビが発生する原因となりえるからです。

とは言いつつも、リフォームの場合むずかしいことがあります。

リフォームは限られた範囲や予算での計画となります。
そういった場合、十分な換気や給気の計画ができず
湿度の調整がむずかしくなってしまいます。

また、建物の構造には

  • 在来軸組工法
  • 2×4工法(ツーバイフォー)
  • 鉄骨造
  • コンクリート造

とあります。

気密性が高い建物で換気が十分できない建物は改善が必要ですが
建物の構造にも注意しながら計画するといったように、
換気のみをすれば良いということではなく
さまざまなことを検討する必要があります。

一般的な住宅では給気と換気で住宅内の湿度をコントロールしますが、
条件によっては換気と給気ではコントロールできないことがあります。
そういった場合に有効なのが除湿です。

除湿機やエアコンを使って強制的に湿気を外部に運ぶことはとても有効です。

ただし、エアコンを除湿として活用できるのはメインルームだけで
他の居室では電気代がかかりすぎてむずかしいかもしれません。

また、市販の除湿器は水が溜まり、それがいっぱいになると
捨てなくてはいけないので大変です。

そういったこともあって最近、新しい商品が発売されるようになってきています。
電気代を抑えて、なおかつ水を捨てなくてよいものです。

結露でお悩みの方はこういった商品を活用してみるのも良いかもしれません。

珪藻土や炭を活用して調湿効果に期待するのもありかなと思います。

ただ、専門家の方に聞くと、
「飽和状態になるとそれ以上は湿気を吸収しないので効果は限定的」
と言われる方もおられます。

さらに、あまりにも湿度が高い状況が続くと
珪藻土にカビが発生することもあるので注意が必要とのことです。

珪藻土や炭の活用は換気がしっかりとれることが前提での
プラスアルファの対策と捉えておくのが無難かもしれません。

日本の住宅を考えるうえでは、高温多湿である気候に対応させることはとても重要です。

快適であるとともに健康にもつながってきます。

最近の医学と建築の共同研究では
住宅の環境と健康についての因果関係がさまざまなデータで報告されています。

結露もカビを発生させる要因になるため、
肺炎やその他の疾患の原因になりかねません。

これまでは食べ物や運動、タバコ、お酒といったものが
健康寿命と関係があると言われてきましたが、
住宅の環境が健康寿命と関係があるというデータを見たときに
デザインだけではなくしっかりとした性能も
兼ね備えたものでなければならないのだと思いました。

設計 村田


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